どじっ娘研究員
李黎



名前 李黎
レベル 102
職業 どじっ娘研究員
称号 どじっ娘李タン
功績 いくつかの学会に、
「どじっ娘と天然との」
発表あり?

李黎さんは、硬派に加入する前、
いくつかのギルドに所属していた。






その時の李黎さんのことはあまり知らなかったりするが、

チャメッケさや






時に垣間見ることができる腹黒さはこの頃からなのだろう...
 






そんな李黎さんだが、加入していた所属ギルドが、
解散?してしまいギルドを探さなければならなかった。

そして、硬派に至る。






...





硬派に加入したばかりの李黎さんは、
転職後の姿で蜂蜜色に染まっていた。







チャメッケと腹黒さを持つ李黎さんだが、
人見知りという一面も持っている。





そのためか、硬派の皆とスカル狩りに行った時の事、
なぜか、少し皆とは距離をおいていた。







そんなこともあったが、すぐに李黎さんは硬派に馴染んでいった。








...







カルバイガルにはカエルのモニュメントらしき水車がある。






李黎さんは、その水車のことをカエルくんと呼んでいる。

カエルくんと睨めっこをするのが李黎さんの日課となっていた。







ふとしたことで気分を害しムシャクシャした時に、
気持ちを整えるためには、
カエルくんとの睨めっこが一番であった。。。






カエルくんとの睨めっこは
心を落ち着かせるものがあったからである。






いつものように睨めっこをしているときのことである。







「いよーう」






「!?」







カエルくんが喋った!?」








「そりゃあ、いつもおいらのことを見つめてくるんだから...」







「だって、カエルくん可愛いよ」







「おいらが可愛い?」






...






李黎さんとカエルくんは、お互いのことを語り合った。
その話が途切れることはなく、ひたすらに語り合っていた。






「なるほどね...」








「硬派の人たちは君の事を
どじっこと呼んでいるのかい」









「そうなんだ
たしかに、よくどじるけどね、
私よりもどじっこの人が...上には上がいると思うだけどね」







「ふむ・・・」







「ところでさ...ふと思ったんだけど
どじっこ天然ってなにが違うんだい?」








うーん・・・」







どじっこ天然の含意的なものじゃないかな?








「似たもの同士って意味かい?」







「・・・」







「決めた!」








「なにをだい?」







どじっこを研究してみることを!」






「そして、天然の違いを...
自分なりのちゃんとした答えを出してみせる」







「ううむ、どじっこ研究員李黎だね」








「今から5ヶ月間、ひたすらどじっこの研究をする」






「そして、5ヵ月後...つまり12月に
研究したことを教えてあげるよカエルくん







「あいよー、じゃあその間おいらは、
天然というものを考えてみる事にしようかな」







・・・





李黎さんは、どじっこの研究に没頭した。。。






時に、こんなチャメッケさも見せる李黎さんであったが、






どじっこの研究をし続けるのであった。






...






12月となり...

李黎さんは、カエルくんに会いに行く...





「ただいまカルバイガル...
ただいまカエルくん







「久しぶりだけど、今日もカエルくんの故郷は平和だね」







「・・・」







「あれからどじっこのことを研究し、
いろいろなことがわかったんだ」






「そして、自分なりの天然どじっこ
違いというものも導き出せたよ」







「・・・」








カエルくん?」







「・・・」








「そうか、カエルくんはカエルだったんだ」







「12月だから冬眠しているんだね」







「ダメだよ、ちゃんと冬眠するならするって言ってくれないと...」







「・・・」







カエルくんどじっこだったんだね」







「じゃあ、カエルくん
春の暖かさが出始めてきた時にでも
また来るよ...」







「その時にでも、どじっこ天然について
語ろうじゃないか」



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