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ハジケ紳士
さかむけ



名前 さかむけ
レベル 203
職業 漢女
称号 パンダ大好きっ!
功績

昔さかむけさんは助っ人として硬派に出入りしていた。






その当時、時に垣間見るさかむけさんのお姿から、
私は大器の予感を感じた。






その後、さかむけさんは正式に硬派へと加入する。
そして硬派で五本の指に入るほどの実力者となっていく。










だが・・・

非課金殴り魔武道大会での戦いの時、






さかむけさんは奮闘を見せるも、






1勝5敗と惨敗。











殴魔御前試合での一戦・・・






さかむけさんは激闘を繰り広げるも、






敢え無く撃沈。





さかむけさんは硬派の中で、
実力はあるが、後一歩足らず
という位置をキープするのであった。










さかむけさんが硬派に入って幾月か経った頃。

すっかりギルドに馴染んだためかハジケけるようになっていた。













だが・・・
さかむけさんは皆と馴染んで行くことにより、
自分の本性を出しすぎる事を恐れていた。

本性をさらけ出すことが、恥じらいだと考えていたからである。






いつしか、
さかむけさんは赤眼鏡でその瞳を隠し、
自分の本性を奥に仕舞い込むようになる。











その為か・・・





「パイ様」






「なんでしょう?M羊さん」






「最近、さかむけさんの言っている事が、
5割ぐらいしかわかりません」






「じ、実は私もだったりorz」






「ですがM羊さん」






「野球は3回に一回打てれば好打者となります」






「ゆえに・・・」






「さかむけさんの言っている事は、3回に1回わかれば十分!?」






「that's right」






自分の本性を奥に仕舞い込む事で、
他のメンバーとの言葉のキャッチボールに、
支障を来たし始めるのであった。











さかむけさんは、このままではいけないと思う。
自分を見つめ直そうと考え始める。






そして・・・
さかむけさんは、硬派を抜けて自分探しの旅に出ることにした。





















さかむけさんは川を眺めていた。






ギルドを抜けた事により、INしても誰もいない事の寂しさ・・・
そんな思いを抱きながらも、
毎日同じ時間にこの川を眺めていた。



















そして・・・

さかむけさんが硬派を抜けてから19日。
いつもの時間に川を眺めていた時の事である。






突如 深い霧がさかむけさんの辺りを立ち込めた。






10尺先の視界は真っ白で何も見えない。
そんな霧の向こうから微かだが足音が聞こえてきた。





さかむけさんはその足音の方向に目を向ける。






そこには、さかむけさんそっくりの身形をした者が立っていた。






そして神妙な面持ちで、じっとさかむけさんを見つめていた。






「・・・」






「・・・」






「(ドッペルゲンガー!?w)」






「・・・」






「(脳腫瘍の所為・・・?)」






「・・・」






「・・・(死期の兆しが!?)」






「・・・」






「(OH)」





「・・・」












お互い向かい合うも一切言葉は交わされなかった。







さかむけさんは自分の分身であろう者の
異様な雰囲気に戸惑っていた。

このままではその雰囲気にのまれてしまう。
そう思ったさかむけさんは・・・





「・・・」






「きょ、今日の晩御飯なんでしたか?」


と、その者と日常会話をすることにより
打破しようと考えたのである。






だが・・・
さかむけさんが話しかけると、その者は消えてしまった。






「・・・」






「会話って難しい」



























その次の日、さかむけさんは硬派に戻る事を決意する。





・・・






「さかむけさん、おかえりなさい」






「ただいま戻りました」






「どうでしたか?」






「Me?」






「で、です」






「自分自分にすらコミュニケーションが手厳しかったです」






「自分自身と?」






「自分で自分が嫌になって帰ってきました」






「一体何が・・・!?」






「・・・ブロッケンの妖怪に会いました」






「シェイプシフター?」






「鏡に映る自分でコミュニケーションの練習を」






「シャドウピッチング!?」








「う、うーん」






「話かみ合ってないですよね?orz」





「ジェネレーションギャップ!?」






><







自分探しの旅を終えたさかむけさんだが・・・
皆と話が噛み合わない時があったりする。

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